なつめレシピ『サーモンスープ、ロヒケイット　』

2022.12.09

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旅するスープ③ フィンランド編　身体を温める、フィンランドのごちそうスープです。

鮭の旨味＋野菜の甘み。

何度か訪れていて大好きな国のひとつ、フィンランド。過ごしやすい夏場以外は基本的にとても寒い為、温かいスープ料理が好まれるようです。特にサーモンスープはフィンランド語で「Lohikeitto（ロヒケイット）」lohiが鮭、keittoがスープという意味で、じゃがいもとディルをたっぷり使ったクリーミーなお味が定番。
鮭とネギはどちらも温性の食材ですので内臓から温めて寒い冬を乗り切りたいですね。
クリームスープにディルが味のアクセントになり、なつめチップの優しい甘みが効いて、どんどん食べ進めてしまいます。今年の冬の定番メニューになりそうです。

温かいスープで身体のスイッチを入れて、元気な毎日をすごしてみませんか。

＜食材の薬膳効能＞

・バター：性味/甘.微寒　帰経/肝脾肺腎大小腸

　効能/補五臓.補気.補血.潤燥.止渇（咳.便秘.皮膚の乾燥.口中の腫れもの/五臓の働きを高める）

・じゃがいも：性味/甘.平　帰経/胃大腸

　効能/和胃.調中.補気.健脾（腹の冷え.息切れ.無力.便秘.潰瘍性腹痛.高血圧）

・長ネギ（白い部分）（ねぎ参照）：性味/辛.温　帰経/肺胃

　効能/解表.補陽.散寒.健脾.散結.(風寒感冒.寒気.冷え)

　※ピラジン（血栓予防）

・牛乳：性味/甘.平　帰経/心肺

　効能/補虚損.益胃.生津.潤腸（便秘/美肌.安眠.体力回復.骨粗鬆症予防）

　※良質の動物性たんぱく質、各種ビタミン、ミネラル含む

・サーモン（鮭）：性味/甘.温　帰経/脾胃

　効能/補気.補血.温中.理気.滑腸.活血（貧血.肌荒れ.胃腸虚弱.無力/血栓予防）

材料と作り方

3-4人分

バター　約10g
じゃがいも　2個
長ネギ（白い部分）　1/2本
水　250ml
牛乳　250ml
ブイヨン　5g
サーモン　2切れ
ディル　少々
ブラックペッパー　少々
なつめチップ　少々

1.じゃがいもの皮を剥き、1cm程の角切りにする。長ネギは1cm程の輪切りにする。サーモンは一口サイズにカットする。
2.鍋にバターを入れて中火にかけて溶かしたら、じゃがいもと長ネギを加え炒める。ネギが半透明になってきたら水とブイヨンを加える。沸騰したら弱火で10分程煮込む。
3.火を止めて牛乳を加えたら火にかけ、煮立つ前にサーモンを入れる。沸騰する直前に火を止めて器に盛り付ける。ディルとなつめチップ、ブラックペッパーを散らして完成。