なつめとデーツは違うんです!

なつめとデーツの違いとは

新しいなつめ茶でティータイムを過ごす

なつめとデーツは違うものだった!

なつめ≠デーツ 「なつめ」と「デーツ」は違うフルーツです。

なつめを販売していると「これ、デーツよね!?」とよく聞かれます。それもそのはず…
この2つは、見た目が似ていて、デーツは「ナツメヤシ」の果実であることから、デーツ=ナツメヤシの実=なつめの実となってしまいがちです。同じ植物の仲間かな?と思い調べてみると……全く違う植物で、全く違う果実でした。ここでは、その違いを紹介したいと思います。

「ナツメヤシ/デーツ」とは?

ナツメヤシ/デーツ

こんな感じです。まさしくヤシの木ですね!そしてデーツは、このナツメヤシの木になってるきいろっぽい果実です。凄い量です!木になった状態で熟すのを待つと茶褐色になります。
中近東諸国では、日常的に食べられており、とても栄養価が高く、世界中に輸出されています。

そしてこちらが「なつめ」です。

なつめ

木からして既に違うものです。こちらは、見た目は梅やリンゴといった果実の木に似ています。
ナツメヤシのデーツに比べると、なんだか実が付くボリュームが少なく感じてしまいます。

次に果実を見てみましょう!

なつめとデーツ

画像で比べてみると違いが判ります!形やシワの入り方などが似ていますね。
この果実の形とシワや「ナツメヤシ」「なつめ」の名称が似ていることでよく一緒の果実と間違われるのではないか思います。

次は、さらにその違いを細かく見ていきましょう。

なつめとデーツの違いとは?

そもそも種類が……違う

棗(なつめ/ナツメ)は、クロウメモドキ科の落葉高木(らくようこうぼく)です。

植物の分類は多岐に渡ることから、界→門→綱→目→科→属→種と分けられており、なつめは、バラ目/クロウメモドキ科/ナツメ属/ナツメ種と分類されているようです。※少し調べてみましたが、とにかく種類が多く、これを体系化した方々に頭が下がります。

種類の違い
※APG植物分類体系より引用

いっぽうナツメヤシ(デーツ)は、ヤシ目/ヤシ科/ナツメヤシ属/ナツメヤシと分類されているようです。見た目の通りヤシのお仲間なんですね。
果実の見た目は似ていますが、そもそも種類がちがう植物ということがわかります。

もちろん原産国が……違う

なつめの原産国は、南ヨーロッパから中国・西アジアへ伝わり、中国が原産国といわれています。実際に色々と調べてみても原産国は中国と記載されている情報が圧倒的に多いです。ちなみに、現在では日本国内でもなつめは栽培されており、年間の収穫量は6.6トン(2018年データ)。その内、福井県が97.1%と独占的なシェアで1位となっております。

原産国の違い

原産国の違い

ナツメヤシ(デーツ)の原産国は?といいますと実は正確にはわかっておりません。
非常に古くから栽培され、広範囲に広がっていることから本来の分布がどうであったか定かではないようです。ただ、なつめに比べると圧倒的に収穫量が多く、収穫量の多くの国は中東諸国である為、その辺りが原産国ではないかと……。世界の年間収穫量(2019年データ)は900万トンを超え、1位のエジプトが160万トン、2位サウジアラビアが154万トン、3位イランが130万トンの収穫量であり、日本ではほとんど収穫されていません。
日本ではデーツを輸入しており、その量は年間1530トンほどあります。

なつめの輸入量は統計データが見当たりませんので一概には言えませんが日本では、なつめよりデーツの方が圧倒的に流通しているようです。

そして味や食感が……違う

天日干しをした乾燥なつめをそのまま食べたことはありますか?
皮がパリっとし、中はフワッとしており、この食感は身近なもので例えるものが見当たりません……。なつめの乾燥状態により、皮が固く食べにくいものも正直あり、好みがわかれるところでもあります。なつめいろの看板商品であるなつめチップは、その食べにくさを改善する為に加工しています。
また、皮が固くなるまで乾燥させず、半生状態でたべると一般的に乾燥した状態で販売されているなつめよりもおいしく食べることができます。
(なつめいろスタッフの個人的感想ですが…)
味は、それほど強くない甘みと少しの酸味が感じられます。酸味が苦手な方は、加工したなつめチップをおすすめします。

食感の違い

デーツの方は、既によくご存じな方も多いかと思いますが、食感的には干し柿や干しブドウ、干し芋などに似ていると感じます。
(個人的には干し柿が一番近いかも知れません…)
味は、甘みがしっかりとあり、なつめのような酸味は一切ありません。 疲れている時やエネルギーをチャージしたい時には、とても欲しくなる味で、コーヒーを飲むときに食べたところ最高でした。(個人的な感想です)
なつめとは、似ても似つかぬ「味と食感」です。

だから栄養成分も……。

種類、原産国、味や食感などなつめとデーツの違いを紹介してきました。
比べれば比べるほど違う果実ということがわかってきたのではないでしょうか。
そもそも植物の種類が違い、原産国も違う。味や食感も違うとなれば、栄養素も全く違うと思っていたのですが……
なんと、栄養素に関してはとても似ていることがわかりました。
カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ナイアシン、パントテン酸……。
ほとんど共通している栄養素が含まれています。含まれている栄養素の量はそれぞれ若干の強弱はありますが、なつめもデーツも栄養素がバランスよく含まれており、日々の食生活にぜひ取り入れたい果実としては間違いありませんね。なつめもデーツも遥か昔から現代に至るまで食べ続けられている理由がわかった気がします。そんな遥か昔から食べ続けられている「なつめ」と「デーツ」の歴史も紹介したいと思います。

参照:なつめとデーツの栄養素を細かく確認(7果実類5P参照)

なつめの歴史

棗(なつめ/ナツメ)の歴史を調べてみると、おおよそ3,000年~4,000年ほど前から栽培されていたという情報にたどり着きます。上記の説明でも記載しましたが、主に中国が原産国とされており、後漢から三国時代に作られた方格規矩四神鏡(ほうかくきくししんきょう)に「上有仙人 不知老 飲玉泉 飢食棗」といった銘文があったそうです。
※奈良文化財研究所 参照引用

日本では、万葉集(759年~780年頃編纂/へんさん)になつめを詠んだ歌が2首登場することから奈良時代(710年~784年)には、なつめが伝えられていたといわれています。
原文
「玉掃 苅来鎌麻呂 室乃樹 與本 可吉将掃為」
「成 寸三二粟嗣 延田葛乃 後毛将相跡 葵花咲」

世界三大美女のひとり、楊貴妃(719年~756年)がなつめをこよなく愛した話はよく知られていますが、時期が近いことから、楊貴妃の美しさの秘密としてなつめが日本に伝えられたのかも……と想像したりするとロマンを感じますね。

デーツ(ナツメヤシ)の歴史

デーツ(ナツメヤシ)の歴史はというと、なんと!紀元前6千年紀にはすでにナツメヤシの栽培が行われていたと考えられており、アラビア東部では、紀元前4千年紀に栽培されていたことを示す考古学的証拠も存在するそうです。
古代メソポタミア文明あたりから栽培され食べ続けられているデーツは、既に7千年以上の歴史があるということですね。凄すぎて想像ができません……。
イスラム教の聖典コーランには「神の与えた食物」と記載され、旧約聖書に記載されている「エデンの園の果実」はデーツともいわれています。また、デーツは世界三大美女のひとり、クレオパトラが愛したともいわれており、その頃から美容に良い食べ物として食べられていたのかもしれません。

なつめとデーツは違うけれども…

なつめとデーツの違い……種類や原産国、味や食感など全く違う果実ですが、その果実がもたらす栄養素は、文化や歴史が違う世界でも同じように書物に記載され、伝えられ、人々が羨む美女に愛されていたようです。ここまで、なつめとデーツは違う果実だと伝えたい為に調べてきましたが、そんな違いよりも、それぞれの果実の良さをしっかりと知り、取り入れることが「私たちにとって一番大事であり幸せなこと」かもしれませんね。
なつめいろでは、デーツは取り扱っていませんが、将来的には取扱いしたい果実だと思います。

なつめの食べ方

なつめの食べ方

まだまだ、日本では馴染みのない「棗(なつめ/ナツメ)」。馴染みがないぶん、食べ方もどうしたら良いの?と思う方も多いようです。なつめいろでは、棗専門店として、おいしい食べ方を日々考案していますので、少しご紹介いたします。

なつめチップを使ったレシピ
「メープルシュガーの米粉サブレ」

なつめチップを使ったレシピ「メープルシュガーの米粉サブレ」

カロリーも抑えられミネラル豊富なクッキー

グルテンフリーの米粉サブレ。なつめチップのサクッとした食感とサブレのホロホロ食感が楽しめるクッキーです。メープルシュガーがほんのり香る素朴なおやつです。メープルシュガーは、白いお砂糖に比べるとミネラルが豊富でカロリーも抑えられる女性に嬉しい食材です。

材料
製菓用米粉 75g
塩 ひとつまみ
無塩バター 60g
〇粉糖 10g
〇メープルシュガー 10g
〇アーモンドパウダー 10g
無調整豆乳(牛乳でも可) 8g

なつめ茶のアレンジレシピ
「なつめラテ」

なつめ茶のアレンジレシピ「なつめラテ」

なつめとミルクのが良く合います

なつめ茶のアレンジです。なつめのほんのり甘い味に泡立てたミルクが良く合います。
お好みでスパイスを入れてみると味にしまりが出てさらに美味しく頂けます。

材料(1杯分)
なつめ茶ティーパック 1個
水 200cc
牛乳 50cc
シナモンスティック 1本
アニス 1個

なつめの実を使ったレシピ
やわらかなつめの「甘酒の白玉ぜんざい」

なつめの実を使ったレシピ やわらかなつめの「甘酒の白玉ぜんざい」

寒い季節にぴったりな温かいおやつ

寒い季節に頂くぜんざいに甘酒を加えたアレンジぜんざい。
米糀はコメに麹菌をつけて増殖させた発酵食品で、麹の酵素が新陳代謝を高めます。
消化機能を高めて胃もたれや下痢を改善したり、疲労回復や美肌効果も期待できます。
もちもちの白玉と、やわらかなつめの異なる食感が楽しめる温かいおやつです。

材料(2人分)
〇甘酒(米糀) 100g
〇ゆであずき 100g
〇水 50g~(濃さはお好みで)
〇やわらかなつめ 4粒 ※煮る前に種をとった方が食べやすいです
塩 少々
「白玉」
白玉粉 50g
水 45~50g

上記以外にもなつめのレシピはたくさん用意しております。
ご興味のある方はこちらもご利用くださいませ。

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