なつめ レシピ 『 いわし の 梅煮 』
「梅干し」 と 「いわし」 を使った料理で夏も元気に!
晩夏 大暑(たいしょ) 新暦7月23日頃
2024年は7月22日から8月6日まで。
大暑・・・二十四節気の第十二。
大暑は、一年で最も暑さが厳しいと言われる季節です。梅雨も明け、強烈な陽射しが照りつける厳しい暑さの「夏らしい夏」を感じる日々のはじまりです。
また、夏の土用とも重なる時期ですね。
そんな暑い夏の疲労回復に効果的な、梅干しを使った夏バテ解消レシピ、いわしの梅煮をおすすめします。
梅干しは梅雨が明けた夏の土用の期間中に干すと言われています。そして8月には今年の梅干しも出来上がります。1年間、大切に食べたいですね。
梅干しのクエン酸やカテキン酸は菌の増殖を防ぐ効果があり、昔の人はそんな菌のことを知らなくても、梅干しのおかげで腐らないとか痛まないとか、お腹を壊さない為に1日1粒食べたりとか、美味しいだけでなく、身を守る為の知恵で梅仕事をされていたのでしょう。そう考えると1年に1度の梅仕事も本当に「仕事」ですね。命がかかっているのですから。
いわしは気を補い、イライラや動悸、不眠の改善が期待できます。また、血をサラサラにして動脈硬化や高血圧の予防、脳を活性化し老化防止の効果も期待されているようです。
材料と作り方
約2人分 約30分
いわし(小ぶりなまいわしを使用) 8尾
●水 150ml
●醤油 大さじ2
●みりん 大さじ2
●料理酒 大さじ2
●砂糖 大さじ1
●生姜スライス 4枚
●梅 2個
なつめチップ 大さじ1
大葉 1枚
1. いわしの頭をカットし、内蔵を取り出したら綺麗に水洗いする。キッチンペーパーで水気を取る。
★いわしの生臭さを無くすには、良く洗いキッチンペーパーで水気を綺麗に拭き取ってください。
※スーパーなどで下処理済みのものがあれば 1 の工程は省く
2. フライパンに ● を加えて中火で温める。煮立ったら、いわしを並べ入れて落とし蓋をする。弱火で10分程煮たら、なつめチップを加えて更に弱火で10分煮る。煮汁が少なくなってきたら完成。
※大きないわしを使用する場合は、下茹でをするか圧力鍋を使うと骨まで柔らかく仕上がります。
3. 器に盛り付けて細切りにした大葉を散らしたら完成。
<食材の薬膳効能>
・まいわし:性味/甘鹹.温 帰経/脾肝腎心
効能/補気.補血.健脳.活血.明目.安神.強筋骨.補血(高血圧.糖尿病.不眠症/動脈硬化予防.心筋梗塞予防.免疫力向上.美肌.老化防止.コレステロールの抑制と排泄)
※一物全体(頭から尾まで全部)を食すのがよい
・梅干し(梅参照):性味/渋酸.平 帰経/肝脾肺大腸
効能/生津.収斂.止咳.化痰.渋腸(感染性の大腸炎.暑気あたり.口渇.腹痛嘔吐.関節痛.腰痛.坐骨神経痛.咳、のどの詰まり感.汗の出すぎ.尿もれ.疲労.肩こり.便秘/食欲増進.消化促進.血行促進.老化防止)
・生姜:性味/辛.温 帰経/脾胃肺
効能/化痰.止咳.解表.散寒.健脾.解毒.温中.止嘔(風寒感冒.嘔吐.冷えによる下痢.食欲不振.乗り物酔い.つわり)
☆レシピ・文章・撮影協力
薬膳コーディネーター 柳瀬 文恵
薬膳効能加筆 なつめいろ
食材選びからテーブルコーディネートまでこだわりが詰まったお菓子教室を主宰しています。
ランチタイムには、身体に優しいおかずレシピも提供していますので、
バランスの取れた食生活を取り入れ、
心と身体ともに健康的な暮らしを目指しましょう。
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●なつめいろからのお知らせです。→ 7月 POPUP出店のお知らせ
7/24(水)~30(火)阪神梅田本店
5階 イッテンモノマルシェwithリンネル
https://web.hh-online.jp/hanshin/contents/nfl/nfl02/
お近くの方は、ぜひお越しください。