
なつめ レシピ 『なつめ の実と びわ のコンポート』
初夏の養生にぴったり!なつめとびわのコンポートで健やかに初夏を過ごしましょう
6月に入り、初夏の訪れを感じる季節となりました。
初夏は、気温と湿度も高くなりますが、身体が慣れていない為、体調を崩しがちです。旬の食材を取り入れることで、体のバランスを保ち、健康を維持しましょう。
今回の主役はこの時期旬を迎える「びわ」です。
「びわ」の葉は漢方薬の生薬「枇杷葉」として、咳を止め、痰を取り除く作用を持ちます。実の部分は冷やす性質を持ち、肺の熱を取りますが、喉に潤いをもたらし、胃もたれにも役立ちます。
生だと冷やす性質もダイレクトだと思いますので、加熱してなつめと合わせたコンポートを作っていただきました。
作り方はとても簡単!なつめとびわを煮るだけで完成します。お好みでレモンスライスを加えると、さわやかな風味が増します。見た目も美しく、食べることで心も体もリフレッシュできます。
そして梅雨~夏は「脾の果」と言われるなつめを積極的に取り入れて、お腹を丈夫に保ち、暑さに負けない健やかな体づくりを心がけましょう。このコンポートの作りかたは、そもそものなつめ茶の作り方(煮出しです。体を温めながら気血を補い、心身のバランスを整えるのに最適です。自然の恵みを活用した養生法で、初夏を元気に乗り切りませんか。
<コンポートの召し上がり方>
・そのまま食べる
・トッピング(ヨーグルトやアイスに パフェにしてもいいですね)
・コンポートの煮出したシロップを熱湯やソーダ・水で割って、果実を浮かべてデザートドリンクに。
※シロップには良い栄養素が流れでているので捨てないで!煮出したお茶です。
材料と作り方
なつめの実 6個 → なつめチップでも代用できます。(24g 1袋)
びわ 6個
水 200ml
砂糖 大さじ2
レモン果汁 大さじ1
1. びわの皮を剥いて半分にカットしたら種子を取り除く。
2. 鍋に全ての材料を入れて中火にかける。(レモンスライスを加えても可)沸騰したら弱火で約10分煮込む。粗熱が取れるまで冷ます。
※一晩寝かせた方が更に美味しく召し上がれます。
<食材の薬膳効能>
・棗:性味/甘.平(生薬としては温) 帰経/脾胃
効能/健脾.和中.補気.補血(疲労.食欲不振)
・びわ:性味/甘酸.涼 帰経/脾肺肝胃
効能/潤肺.止咳.生津.止渇.降気.化痰.和胃(疲労.胃もたれ.口渇.熱による咳や痰.嘔吐/美肌)

夏に潤いとお腹を調子を整える良い組み合わせのコンポートです。
レシピに使用している韓国産なつめ →【なつめの実】 もちろんウイグル産でもOKです。
商品にもコンポートがございます。→ 【なつめのコンポート】
☆レシピ・撮影協力
薬膳コーディネーター 柳瀬 文恵
Instagram→yana_cafe
★コラム文章・薬膳効能加筆 なつめいろ
なつめいろInstagram→natsumeiro