なつめ レシピ 『 なつめ と さつまいも の 黒糖 グラノーラ 』
ドライフルーツやナッツをたっぷり加えた手作りグラノーラ。朝食のお供にいかがですか。
初秋 処暑(しょしょ) 新暦8月23日頃
2024年は8月22日から9月6日まで。
処暑・・・二十四節気の第十四。
処暑とは厳しい暑さが落ち着く頃と言われていますが、実際は残暑厳しい近年です。
それでも徐々に秋が近づいてくるタイミングでもありますので、さつまいものメニューをご紹介。
手軽にさっと食べられるグラノーラは忙しい朝にとっても便利。せっかく食べるなら、摂りたい食材をたっぷり入れて手作りしてみませんか。
さつまいもは、胃腸の働きを促して便秘やむくみを解消します。また、気を補う作用もあり虚弱体質の改善や疲労回復にも効果的です。皮には血行を促進する成分があり皮ごと食べるのもおすすめです。
さつまいもは出来るだけ薄くスライスし、オーブンで焼くとカリカリの食感が楽しめます。
また白砂糖は身体を冷やすけど、黒糖は温性で血の巡りにも良いし、お腹も温めてくれます。胃腸虚弱や月経痛のある方、産後にもおすすめです。ブロックタイプが市販では多いけれど、嬉しいことに無添加がほとんどなので、そのまま飴がわりにおやつとしてもおすすめです。
8月下旬〜9月上旬はまだ暑さが残る時期ですが、出回り始める秋の味覚を味わいつつ、夏の疲れをリセットしましょう。
材料と作り方
約40分
●オートミール 100g
●さつまいも 80g
●アーモンド、かぼちゃの種 30g
●米粉 20g
●黒糖 20g
●塩 1g
●シナモン 1g
○米油 25g
○無調整豆乳 20g
◾️くこの実、レーズン、クランベリー 30g
◾️なつめチップ 大さじ1
1. さつまいもをスライサーで薄くスライスし水に10分程浸しアク抜きをする。ザルに入れて水気を切ったらキッチンペーパーで水分を拭き取る。オーブンを150℃に予熱する。
2. ボウルに ● の材料を全て加えてよく混ぜ合わせる。別の小さいボウルに ○ を入れたらよく混ぜて、● の材料に ○ を加え液体が全体に行き渡るようにカードでよく混ぜる。
3. 天板に 2 を均一に広げてオーブンで15分焼く。焼きムラが出来ないようにグラノーラをカードで混ぜ均一に広げたらさらに15分焼く。もう一度カードで混ぜて5分程(合計35分〜40分)焼く。
4. ◾️ のドライフルーツとなつめチップを加えて完成。
※レシピに使用しているなつめチップを詳しくご紹介しています。→【無添加のフリーズドライなつめ】
<食材の薬膳効能>
・オートミール(燕麦):性味/甘.涼 帰経/脾胃大腸
効能/健脾.消積.降気.寛中.通便(胃もたれ.食欲不振.便秘/免疫力向上.体力回復)
・さつまいも: 性味/甘.平 帰経/脾腎
効能/健脾.補気(脾虚によるむくみ.便秘/高血圧予防)
※さつまいもを切ったときに見られる白い液体、ヤラピンは、腸の動きを活発にし、食物繊維との相乗効果で便秘解消の働きあり
・アーモンド:性味/甘.平 帰経/心肝肺大腸
効能/健脾.補血.潤肺.止咳.化痰.安神.強筋骨.通便(動脈硬化.食欲不振.貧血.便秘.咳)
・かぼちゃの種:性味/甘.平 帰経/脾胃
効能/止咳.通乳.利水.消腫(咳.産後のむくみ)
・シナモン(桂枝けいし):性味/辛甘.温 帰経/肺心脾肝膀胱
効能/散寒.解表.温経.通陽(風寒表証の頭痛.発熱.悪寒)
※香りの特性を生かして料理に活用。洋菓子、洋食系統のスパイスとしてお馴染み。枝の部分乾燥使用
※桂皮(肉桂)とは違います
・枸杞子(クコの実): 性味/甘.平 帰経/肝腎肺
効能/滋補肝腎.明目,潤肺(ふらつき.めまい.視力減退.涙目,腰膝倦怠)
・レーズン(ぶどう参照):性味/甘酸.平 帰経/肺脾腎
効能/補気.強筋骨.利水.安胎.除煩.止渇.補肝.補腎(熱による口渇.貧血.筋肉疲労.むくみ.目の疲れ/動脈硬化予防)
※皮に補血成分あり
※干しぶどうには鉄分が豊富
・クランベリー:性味/酸甘.平 帰経/心肝腎
効能/活血.化瘀.消食.健胃.止渇(心筋梗塞.尿路感染.腎盂炎.眼精疲労/歯周病予防.前立腺肥大予防)
※クランベリーは、グーズベリーやブルーベリーと同じ木の実です
・豆乳:性味/甘.平 帰経/肺脾大腸
効能/補虚損.化痰.通淋.鎮咳.通乳.生津(気管支が弱い.津液不足.口渇.肺熱.貧血.低血圧)
☆レシピ・文章・撮影協力
薬膳コーディネーター 柳瀬 文恵
薬膳効能加筆 なつめいろ
食材選びからテーブルコーディネートまでこだわりが詰まったお菓子教室を主宰しています。
ランチタイムには、身体に優しいおかずレシピも提供していますので、
バランスの取れた食生活を取り入れ、
心と身体ともに健康的な暮らしを目指しましょう。
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