なつめ レシピ 『 ポトフ pot-au-feu 』
旅するスープ⑨ フランス編 ポトフpot-au-feu
ポトフはフランス語で、potは鍋や壺、feuは火のことで、「火にかけた鍋」。お鍋に材料を入れて火にかけたらじっくりコトコト煮込むフランスの素朴な家庭料理を意味します。
今回は、具材を大きめにカットし、ブロックベーコンを使用。味付けはコンソメやブイヨンも簡単で美味しいですが、塩麹もおすすめです。レシピは市販の塩麹を使いましたが自家製の塩麹だとさらにお好みの味に近づくかもしれませんね。
冬の寒さは少し落ち着き、ようやく春を感じる今日この頃。是非、新じゃがや新玉ねぎを使ってお試しください。
どんな食材とも相性の良い玉ねぎは、滞った気と血の巡りをよくする作用があるので、頭痛、お腹の張り、肩凝り、肌のくすみを改善に導きます。旬の食材の味と、なつめの甘味が楽しめる一品です。
次回のフランス編もお楽しみに!
材料と作り方
約4人分
じゃがいも 4個
人参 2本
玉ねぎ 1個
カリフラワー 1/2個
ブロックベーコン 約50g
オリーブオイル 大さじ2
●ローリエ 1枚
●なつめの実 4個
●塩麹 大さじ2
●水 800cc
1. じゃがいもを大きめにカットしたら、10分程水に浸しアク抜きをする。人参は乱切り、カリフラワーは食べやすい大きさにカット、玉ねぎは8等分か6等分のくし切りにする。ベーコンは1cm程の厚さにカットする。
2. 鍋にオリーブオイルを回し入れたら、ベーコンを加え中火でベーコンの両面に焼き色をつける。水気を切ったじゃがいもと人参、玉ねぎを加えてヘラで混ぜ合わせたら、●を全て加える。沸騰したら蓋をして10から15分程弱火で煮込む。
3. カリフラワーは最後に投入し、さっと混ぜ合わせたら完成。
※レシピに使用しているなつめの実はこちらからご覧ください。→【なつめの実】
<食材の薬膳効能>
・じゃがいも:性味/甘.平 帰経/胃大腸
効能/和胃.調中.補気.健脾(腹の冷え.息切れ.無力.便秘.潰瘍性腹痛.高血圧)
・人参:性味/平 帰経/肺脾肝
効能/健脾.消食.滋陰.補血.明目(ドライアイ.目の疲れ.下痢.血中脂質抑制)
・玉ねぎ:性味/甘辛.温 帰経/肺胃
効能/和胃.降逆.化痰.理気.活血(胃の不快感.粘りのある痰.咳/血中脂質抑制)
※硫化アリル:VB1の吸収促進
・カリフラワー:性味/甘.平 帰経/脾腎胃
効能/健脾.和胃.補腎.強筋骨.(胃腸虚弱.胃もたれ)
・オリーブオイル(オリーブ参照):性味/甘.渋酸 帰経/肺胃
効能/清肺.利咽.生津.解毒.止咳.化痰.消炎.鎮咳(のどの炎症.口渇)
☆レシピ・文章・撮影協力
薬膳コーディネーター 柳瀬 文恵
薬膳効能加筆 なつめいろ
食材選びからテーブルコーディネートまでこだわりが詰まったお菓子教室を主宰しています。
ランチタイムには、身体に優しいおかずレシピも提供していますので、
バランスの取れた食生活を取り入れ、
心と身体ともに健康的な暮らしを目指しましょう。
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