なつめ レシピ 『 かぼちゃの白玉 ココナッツぜんざい 』
温かくして食べたい、体に優しい薬膳スイーツ。
晩冬 小寒(しょうかん) 新暦1月5日頃
2025年は1月5日から1月19日まで。
小寒・・・二十四節気の第二十三。
年が明けて小寒が来ると寒の入りを迎え、さらに寒さが厳しくなります。
“小寒の氷、大寒に解く”(しょうかんのこおりだいかんにとく)と言われるように、実際には大寒よりも寒い日があります。
そんな時は、お正月に残ったお餅を使って温かいおぜんざいがおすすめ。
もち米は温性で身体を温めてくれます。冬に食べるのは理にかなっているのです。
また、この時期に弱る胃腸にも良いとされていますので、お正月だけでなく寒い間はおすすめです。
かぼちゃペーストを練り込んだ、ほっこり優しい味わいの白玉を、温かいココナッツミルクに浮かべました。鮮やかな黄色が食欲をそそります。
かぼちゃは血行を促進して体を温める作用がありますので、冷え性の改善に有効です。ココナッツミルクは体の乾きを潤します。
お好みで、くこの実やかぼちゃの種を加えて、なつめチップの食感と共にお楽しみください。
材料と作り方
2-3人分 約30分
かぼちゃ 100g
白玉粉 100g
水 70~100cc
◯ココナッツミルク(缶詰) 100cc
◯ゆであずき 100g
◯水 100cc
なつめチップ 大さじ1
焼いたお餅 2-3個
1.かぼちゃは皮を包丁で切り落とし、3cm角ほどの大きさにカットする。耐熱容器に入れてラップをふんわりかけたら600wで約3分加熱する。やわらかくなったかぼちゃをフォークかゴムヘラで、ペースト状にする。
2.ボウルに白玉粉とかぼちゃペーストを入れる。水を少しずつ加えながら耳たぶ程度の柔らかさになるまで手でこねる。一口大に丸めて中央にくぼみをつける。
3.鍋に湯を沸かし、2の白玉を入れて2~3分茹でたら冷水に入れて冷ます。
4.鍋に◯の材料を加えて火にかける。温まったら、白玉と焼いたお餅を入れた器によそい、なつめチップを散らして完成。
※レシピに使用しているなつめチップを詳しくご紹介しています。→【無添加のフリーズドライなつめ】
<食材の薬膳効能>
・かぼちゃ:性味/甘.温 帰経/脾胃
効能/補中.補気.化痰(胃弱.疲労/粘膜保護.血行促進)
・ココナッツミルク(ココナッツ参照)性味/甘.温 帰経/心脾
効能/解暑.止渇.強心.補気.健脾.利湿.生津.強筋骨(口渇.胃腸炎.不整脈/整腸.美肌)
※ココナッツミルクは未熟胚芽(低カロリー)
・小豆:性味/甘酸.平 帰経/心小腸
効能/利水.滲湿.清熱.解毒(胸水.腹水.下半身のむくみ.かゆみを伴う発疹)
・棗:性味/甘.平(生薬としては温) 帰経/脾胃
効能/健脾.和中.補気.補血(疲労.食欲不振)
☆レシピ・文章・撮影協力
薬膳コーディネーター 柳瀬 文恵
薬膳効能加筆 なつめいろ
食材選びからテーブルコーディネートまでこだわりが詰まったお菓子教室を主宰しています。
ランチタイムには、身体に優しいおかずレシピも提供していますので、
バランスの取れた食生活を取り入れ、
心と身体ともに健康的な暮らしを目指しましょう。
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