なつめ レシピ 『 秋刀魚(さんま)と薬味の混ぜごはん 』
食欲の秋に。秋の魚、秋刀魚と薬味たっぷりの炊き込みご飯はいかがですか?
仲秋 秋分 新暦9月23日頃
秋分9月23日、一年に二度訪れる、昼と夜の長さが同じになる日。陰陽説では、陰と陽の量が同じ、そしてこの後は徐々に陰が強まり秋本番から冬に移ります。
節気の食材、秋刀魚を使ったメニューです。
晩夏を迎えると、そろそろ恋しくなる食材はやっぱり秋刀魚。
秋刀魚は胃腸の働きを高めて食欲不振を改善し、ストレスや疲労回復に効果的。血液循環を高める作用もあり、肩こりなど血行不良の症状に期待できます。
たっぷりの薬味で秋刀魚の油分が中和され何杯でも食べられそうな、秋のやみつき混ぜごはんです。
秋分・・・二十四節気の第十六。
材料と作り方
2合分
約30分
白米 2合
水 360ml
なつめチップ 大さじ2
千切り生姜 1片(約20g)
秋刀魚 2尾
⚫︎みょうが 1個
⚫︎大葉 3枚
⚫︎ねぎ 1本
⚫︎梅肉 1個分
⚫︎白ごま 少々
1.米を洗い土鍋に米と水を加えて30分程浸水する。
2.なつめチップと生姜を1に加えて、中火で炊き、沸騰したら弱火で10分炊く。炊き上がったら10分蒸らす。炊飯器炊いてもOKです。
3.秋刀魚をグリルで焼いたら骨を取り除き、身をほぐす。
4.みょうがと大葉は千切りにし、ねぎは小口切りにする。梅干しは種を取り除き、梅肉をみじん切りにする。
5.炊き上がったご飯をしゃもじでほぐし、3の秋刀魚と⚫︎の薬味を加えてよく混ぜ合わせる。お椀に盛り付けて完成。
※トッピングに使用しているなつめチップを詳しくご紹介しています。→【無添加のフリーズドライなつめ】
<食材の薬膳効能>
・秋刀魚:性味/甘.平 帰経/脾胃
効能/補虚損.健胃.活血(胃腸虚弱.食欲不振.瘀血/血栓予防)
・生姜:性味/辛.温 帰経/脾胃肺
効能/化痰.止咳.解表.散寒.健脾.解毒.温中.止嘔(風寒感冒.嘔吐.冷えによる下痢.食欲不振.乗り物酔い.つわり
・みょうが:性味/苦甘.温 帰経/肺大腸膀胱
効能/解表.散寒.通陽.散結.(生理不順.生理痛.口内炎/瘡瘍腫毒/食欲増進)
・大葉(しそ):性味/辛.温 帰経/肺脾
効能/解表.散寒.行気.和胃.解毒(感冒.嘔吐.胃の不快感.腹の冷え・痛み.のどの詰まり感/解魚毒)
※しそアルデヒドは香り成分
※β-カロテン、Caは緑黄色野菜の中で一番多い
・ねぎ:性味/辛.温 帰経/肺胃
効能/解表.補陽.散寒.健脾.散結.(風寒感冒.寒気.冷え)
※ピラジン(血栓予防)
・梅肉(うめ参照):性味:渋酸/平 帰経:肝脾肺大腸
効能/生津.収斂.止咳.化痰.渋腸(感染症の大腸炎.暑気あたり.口渇.腹痛.嘔吐.関節痛.腰痛.坐骨神経痛.咳、喉のつまり感.汗の出すぎ.尿もれ.疲労.肩こり.便秘/食欲増進.消化促進.血行促進.老化防止)
※生のうめは「アミグダリン」を含む
・白ごま:性味/甘.平 帰経/肺脾大腸
効能/通便.潤燥(便秘.皮膚乾燥)
☆レシピ・文章・撮影協力
薬膳コーディネーター 柳瀬 文恵
薬膳効能加筆 なつめいろ
食材選びからテーブルコーディネートまでこだわりが詰まったお菓子教室を主宰しています。
ランチタイムには、身体に優しいおかずレシピも提供していますので、
バランスの取れた食生活を取り入れ、
心と身体ともに健康的な暮らしを目指しましょう。
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