なつめ レシピ「秋の果物が集合!砂糖不使用のコンポート」
秋果物のコンポート
秋には美容の大敵である「乾燥」という気候が訪れますが、有難いことに自然界はそれを回避するための作物を生み出してくれました。
かりん、いちじく、かき、ざくろ、なし、ぶどう・・・
今回は手に入りやすい「いちじく・ぶどう・なし」を使ったコンポートをご紹介します。
なんと先日に収穫した生なつめも加えてみました!
薬膳の視点から
もともと秋に影響受ける五臓は「肺」それに繋がる「皮膚・大腸」も同じく影響を受けます
から咳が出やすい方は、皮膚の乾燥や便秘にもなり易いのではないでしょうか。
身体自体に潤いが必要な季節なのです。
●いちじくは胃腸の調子を整えると共に、潤う作用があるといわれています。
●なしは喉の炎症に良い潤い効果が高い果物です。ただ生食だと身体を冷やす効果があるので、冷え性の方は生食での食べすぎは注意。
喉の炎症がある方・痰が絡んでいる方には適している果物です。風邪の発熱時にもいいですね。
●ぶどうは疲労回復と潤い効果もあると言われています。
疲れ気味の方は水分をぶどうで摂るのをおススメします
<材料> 4人分
なし 1個
いちじく 2個
ぶどう 大粒 12個
なつめチップ 大さじ1
生なつめ 4個
水 300cc ⇒材料を鍋に入れてヒタヒタななる程度
<作り方>
①生なつめ・なつめチップ以外は皮を剥く。
②梨は12等分・梨は8等分にカットする。
③鍋に材料を全て入れ、水を足す⇒水はヒタヒタになる程度に入れる。
④一旦沸騰させたら、中蓋をして中火で約15分煮る。梨に透明感がでる程度までが理想。
一旦熱を取り、冷ましてからお召し上がりください。果物の甘さだけで充分 おいしいコンポートになりますよ。
<食材の薬膳効能>
・いちじく(無花果):性味/甘.平 帰経/肺脾胃大腸
効能/生津.利咽.潤肺.止咳.開胃.解毒.消腫(のどの炎症.から咳.しゃがれ声.食欲不振.便秘.下痢.感染性の大腸炎.痔.小便不利.おでき.切きず.二日酔い)
・梨:性味/甘微炭.涼 帰経/肺胃
効能/生津.潤肺.清熱.化痰.止咳.生肌.解酒毒(口渇.痰の多い咳.煩渇.声がれ.喉や胸のつかえ.二日酔い.咽喉疼痛.疲労/利尿)
※90%は水分
・ぶどう:性味/甘酸.平 帰経/肺脾腎
効能/補気.強筋骨.利水.安胎.除煩.止渇.補肝.補腎(熱による口渇.貧血.筋肉疲労.むくみ.目の疲れ/動脈硬化予防)
※皮に補血成分あり
☆レシピ・文章・撮影協力
薬膳コーディネーター 柳瀬 文恵
薬膳効能加筆 なつめいろ
食材選びからテーブルコーディネートまでこだわりが詰まったお菓子教室を主宰しています。
ランチタイムには、身体に優しいおかずレシピも提供していますので、
バランスの取れた食生活を取り入れ、
心と身体ともに健康的な暮らしを目指しましょう。
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