
なつめ レシピ 『 のり塩 レンコン 』
季節の移ろいと冬至
仲冬 冬至(とうじ) 新暦12月21日頃
2025年は12月22日から1月4日まで。
冬至・・・二十四節気の第二十二。
冬至は、一年で最も昼が短く夜が長い日です。
古くから「陰が極まり陽に転ずる」とされ、健康や無病息災を祈る行事が各地で行われてきました。
この日に「ん」のつく食べ物をいただくと、運を呼び込み、新しい年を健やかに迎えられると伝えられています。
旬のレンコンもそのひとつです。脾と胃の働きを高め食欲不振にも効果的です。レンコンはお腹を丈夫にし、消化を促進する作用があるため、冬の食卓に欠かせません。
※れんこん以外の、冬至に食べると良いとされる代表的な食材
-
・かぼちゃ(なんきん)
-
・にんじん
-
・ぎんなん
-
・きんかん
-
・寒天
-
・うどん(うんどん)
これらは「冬至の七種」と呼ばれ、運を呼び込む“運盛り”の食材です。特に「ん」が二つ重なる食材は“運が倍になる”と信じられてきました。
かぼちゃの甘み、にんじんの鮮やかな色、きんかんの爽やかな香りなどを食卓に添えれば、栄養と縁起の両方を楽しめます。
レンコン:清熱健脾で巡りを整える
レンコンは、シャキシャキとした食感とみずみずしさが特徴の根菜。薬膳では「清熱健脾」「止血化瘀」の食材とされ、体の熱を鎮め、胃腸を整え、血の巡りを良くする働きがあります。ビタミンCや食物繊維が豊富で、免疫力を高め、便通改善にも役立ちます。疲れやすい時や肌荒れが気になる時に取り入れると、体の調子を整えてくれるのが魅力です。
調理法も幅広く、煮物・きんぴら・天ぷら・レンコン団子など、和洋中どんな料理にも合います。薄切りにしてスープに加えれば、ほのかな甘みと爽やかさが広がり、心身をすっきりとさせてくれます。
なつめ:補血安神で疲労回復
なつめは、薬膳で「補血安神」とされ、血を補い心を落ち着ける果実。疲労回復や風邪予防に役立ち、ほんのりとした甘みが料理に深みを与えます。煮込み料理や薬膳スープに加えると、自然な甘さが広がり、心まで和みます。
12月は忘年会や年末行事で食べ過ぎが気になる季節。冷え性や胃腸の疲れを防ぐためにも、消化を助ける食材を取り入れることが大切です。
一年の節目に、のり塩レンコンなど「ん」のつく料理を味わいながら体を整え、年末年始を楽しく過ごしましょう。他の「ん」の食材も取り入れて、運を呼び込みながら新しい年を迎える準備をするのもおすすめです。
一年の締めくくりにあたり、皆さまのご愛顧に心より感謝申し上げます。冬至を境に日が少しずつ長くなるように、皆さまの暮らしにも温かな光が差し込むことを願っております。どうぞ健やかに新しい年をお迎えください。
材料と作り方
- 2人分 約15分
-
レンコン 約300g
揚げ油 揚げ焼き出来る程度
片栗粉 大さじ1
青のり 大さじ1
なつめチップ 大さじ2
塩 小さじ1
1. レンコンの皮をピーラーで剥き、5mm幅にスライスしたらイチョウ切りにする。 -
2. ビニール袋に片栗粉と青のりを入れよく混ぜたらカットしたレンコンを加えてさらによく混ぜ合わせる。
-
3. 薄く油をひいたフライパンを中火にかけ、レンコンの両面を揚げ焼きにする。
-
4. 油を切ったレンコンをボウルに入れて、なつめチップと塩をよく絡めたら完成。


-
※レシピに使用しているなつめチップを詳しくご紹介しています。→【無添加のフリーズドライなつめ】

<食材の薬膳効能>
・レンコン:性味/甘.平 帰経/心脾胃
効能/健脾.開胃.止瀉.固精(吐き気.胃の不快感.下痢)
※レンコンは生食と加熱とで効能が分かれています。
・棗:性味/甘.平(生薬としては温) 帰経/脾胃
効能/健脾.和中.補気.補血(疲労.食欲不振)

●なつめいろからのお知らせです。
★12月・1月の年末年始営業日とイベント出店のお知らせ ⇒ 詳細はこちら
★チョコチップ、今年も人気です!
チョコチップの商品ラインナップはこちら⇒ ★
★新商品のなつめとはとむぎのクランチチョコ。
まずは、お試しパックからどうぞ⇒ ★
☆レシピ・コラム・撮影協力
薬膳コーディネーター 柳瀬 文恵
Instagram→yana_cafe
★コラム文章加筆・薬膳効能 なつめいろ
なつめいろInstagram→natsumeiro


