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妊活から出産まで なつめが良い理由
なつめで叶える、めぐりの良いからだ
おさらい……なつめの栄養素
棗(なつめ/ナツメ)の栄養素は他のコンテンツにも記載していますが、主な栄養素として11種類あります。現代の女性に圧倒的に足りていない「鉄」はプルーンの1.5倍以上。妊活・妊娠期の必須栄養素「葉酸」は、葉酸の代名詞「生ほうれん草」を超えます。赤ちゃんの脳や脊髄を作るのに欠かせない大事な栄養素「亜鉛」や骨をつくる「カルシウム」もしっかりとあり、ストレスを軽減させる「パントテン酸」、酵素の働きを助ける「マグネシウム」も入っています。
温活として重要な「タンパク質」、毎日スッキリ「食物繊維」、老化を予防する「ポリフェノール」に妊娠中には控えたほうが良い塩分において「余分な塩分」を体外に放出する「カリウム」、糖質やたんぱく質をエネルギーに変換し燃焼させる「ナイアシン」と、あんなに小さな果実にこれだけの栄養素が入っています。まさに東洋のスーパーフルーツです!
表は横スクロールでご覧ください
なつめ チップ |
なつめ (乾燥) |
デーツ (乾燥) |
プルーン (乾燥) |
バナナ (生) |
ほうれん草 (生) |
成人女性 30~49歳 推奨量 |
効能 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タンパク質 | 8.2g | 3.9g | 2.2g | 2.5g | 1.1g | 2.6g | 50g | 皮膚・毛髪 を作る |
カリウム | 1000mg | 810mg | 550mg | 480mg | 360mg | 490mg | 2600mg以上 | むくみ解消 |
葉酸 | 23μg | 140μg | 19μg | 26μg | 26μg | 110μg | 240μg | 貧血 肌の新陳代謝 |
亜鉛 | 1.3mg | 0.8mg | 0.4mg | 0.5mg | 0.2mg | 0.7mg | 8mg | 肌の新陳代謝 精神安定 |
マグネシウム | 52mg | 39mg | 60mg | 40mg | 32mg | 40mg | 290mg | 精神安定 |
カルシウム | 73mg | 65mg | 71mg | 39mg | 6mg | 69mg | 650mg | 精神安定 |
鉄分 | 1.8mg | 1.5mg | 0.8mg | 1.0mg | 0.3mg | 0.9mg | 10.5mg (月経あり) |
貧血 肌の新陳代謝 |
ナイアシン | 1.7mg | 1.6mg | 1.8mg | 2.2mg | 0.7mg | 0.3mg | 12mg | 二日酔い 脂質の代謝 |
バントテン酸 | 1.47mg | 0.86mg | 0.94mg | 0.32mg | 0.44mg | 0.13mg | 4mg | 抗ストレス作用 エネルギー代謝 |
食物繊維 | 15.3g | 12.5g | 7.0g | 7.2g | 1.1g | 3.6g | 18g以上 | 便秘解消 |
「妊娠 栄養素」で検索…
すでにご存じの方も多いと思いますが、なつめの中に含まれる各栄養素は、妊娠・出産時に必要な栄養素とたくさん重なっています。お手元のスマートフォンやパソコンで「妊娠 栄養素」で検索してみると①タンパク質 ②葉酸 ③鉄 ④カルシウム ⑤食物繊維 それ以外にも亜鉛やマグネシウムなども必要と記載されています。見事になつめの栄養素と一緒です。
次に「妊活 栄養素」、さらに「出産後 栄養素」と検索をしてみても、ほぼ同じ栄養素を必要としている記事がたくさん出てきます。栄養素としてなつめがいかに妊娠から出産までに良いかが想像できると思います。
「妊娠 食べ物」で検索…
次に「妊娠 食べ物」で検索してみます。妊娠に必要とされる栄養素を含んだ食材が色々と出てきます。ブロッコリー、モロヘイヤ、ほうれん草、レバー、あさり、しじみ、かつお、ヨーグルトに大豆製品……などなど。しかし、「なつめ」は、全くと言っていいほど出てきません。中国や韓国では、子宝に恵まれる果実として一般的に食べられているなつめも、日本では全くと言っていいほど知られていないのです……。
少しずつ「なつめの良さ」が…
今度は「妊娠 なつめ」で検索してみます。妊娠時に必要な栄養素がしっかりと入ったなつめが良いという記事が出てきます。ほとんどが2015年以降の記事で2017年頃からそのような記事が増えてきているように感じます。これは、日本においてもようやく「なつめ」が妊娠や出産時に良い果実と認識する人が増えているということではないでしょうか。また、なつめいろにおいても「たまごクラブ/ひよこクラブ」や「今日からはじめる妊活サポートブック」「赤ちゃんが欲しい」などの雑誌から商品を掲載をしたいとの連絡も頂くことが増えてきています。晩婚化が進み、第一子出産の平均年齢が30歳を超えてきている日本においては、5.5組に1組が不妊の検査や治療を行っているというデータが厚生労働省から発表されています。
なつめいろは、そんな切実な思いをもった方が、存在すら知らなかった「なつめ」の良さに気づき、少しでも妊活や妊娠についての不安が和らぐように、そして元気な赤ちゃんを授かるようにもっともっと、なつめの良さを伝えていきたいと想っています。
助産師さんに聞いた「なつめの良さ」
なつめいろでは自分たちの情報や想いだけでなく、その道の専門家の方の意見も大事にしています。ここでは、フリー助産師の浅井貴子先生が「なつめ」を推奨する理由を教えて頂きました。
浅井先生が「なつめ」を推奨する理由
妊娠には、初期・中後期・出産後とその時期ごとに妊婦さんの体に変化が起きるそうです。
そのすべての変化に必要とされる栄養素を「なつめ」が補ってくれるとのことです。
妊娠初期に必要な栄養素は「葉酸」「亜鉛」。この時期は、赤ちゃんの脳や脊髄の形成にとても大事な時期で細胞分裂にもたくさんの栄養素を必要としていますので積極的な摂取が必要です。
妊娠中期~後期には、「鉄分」と「カリウム」が重要です。この時期になるとお腹も大きくなり、32週を超えると赤ちゃんの血液量は3割~4割増えるそうです。その血液は、お母さんが届けなくてはいけませんので、母子ともに貧血になりやすく、鉄分を必要とします。
また、お腹が大きく重たくなることでリンパに負担がかかり「浮腫み(むくみ)」も始まります。
浮腫みは、身体が体内の塩分濃度を薄めるために水分を取り組むことで起こりやすい為、体内から余分な塩分や水分を排出することが重要であり、「カリウム」がその働きをします。
出産後に必要な栄養素は「鉄分」と「カリウム」です。出産時の出血により「貧血」に、同時に出産時に赤ちゃんが産道を通るときに起こるリンパ障害によって産後の「浮腫み」が発生するからです。また、出血量が多いとメンタルも低下しやすく、産後鬱にも陥ったりします。
メンタル面で役立つ栄養素は、「亜鉛」「マグネシウム」「カルシウム」「パントテン酸」です。
妊娠期から出産までのに必要とされる栄養素がすべて含まれているのが「なつめ」である為、妊娠~出産までになつめを推奨するとのことです。
中国や韓国で「子宝に恵まれる果実」といわれる理由に納得です。
妊活と聞いて思うこと…
いつの間にか「妊活」という単語がすっかり定着していますが、「授かる準備」が妊活なんだと思います。妊娠を意識しだしてから「妊活」という言葉が鮮明に浮かぶかもしれませんが、女性は月経がスタートしてから妊娠するまでの期間がすでに「授かる準備期間」であり、実は妊活しているのと同じことなんだと思います。
祖母や母からよく「お腹を出すな」「足を出すな」「裸足になるな」「薄着で外に出るな」など小言をいわれた記憶がありますが、実は「女の子だから」というキーワードがいつも付きまとっていたんだろうと今になって思うのです。「冷やすな」と言われ続けた10代の頃はわからないことでしたが・・・
授かるには丈夫な土壌が必要です。身体づくりをするには体内でスムーズに栄養を作り、運ぶ(巡る)、吸収するといった一連の流れが滞りなく行われているのが理想。
そこでこの流れを妨げることの一つに「冷え」が挙げられます。
「冷え」により内臓がスムーズに動かないことで、栄養分が未消化となり吸収が悪くなったり、血流が悪くなり、血が運ぶホルモンや栄養が隅々まで届かないということが起こります。
この「冷え」が授かる準備に大きな影響を与えていると感じます。
今では、夏でも冷房が強く「冷える」生活環境が1年を通して存在します。寒いと感じるときは、冷たい飲みものを控えたり、足首・手首・首 そして肩を出来るだけ温かくし、温かい飲みもので体の中から温めることをおすすめします。
「授かる準備」まずは、カラダを冷やさないことから始めてみてください。
なつめで叶える、めぐりの良いカラダ
女性ホルモンの分泌量がピークに達し、最も美しく女性性を謳歌できる28歳。
肉体的にも成熟期を迎え、妊娠や出産にも適した年齢です。
けれど現代の28歳は、環境の変化や仕事の忙しさで食生活が不規則になったり、過度なダイエットで鉄分不足だったり。血流が不足すると貧血になりやすく、冷え性や便秘、生理痛、自律神経の不調、不眠など体調不良の原因にも……。
人生だけでなく、カラダも充実期を迎える28歳だからこそ、積極的に取り入れたい「なつめ」のチカラ。漢方や韓方の本場、中国・韓国では、血を増やし整える成分が豊富なことから、結婚や出産のお祝いに「なつめ」を贈る習慣があるそうです。
なぜ、そこまで「なつめ」が重宝されるのか?東洋医学の観点から説明したいと思います。
東洋医学において、なつめは「気」「血」を補う生薬といわれています。
「気」「血」「水」とは東洋医学の理論の基本でもあり、身体はこの3つの物質が満たされ、そして巡りが良いと元気でいられます。反対に不足し、流れが滞ると不調が起こります。
この「気」「血」「水」を整えるということは、すなわち体質改善につながります。そして、この3つの物質のリーダーは「気」です。元気の気も、やる気の気も、もとはといえばこの目に見えない「気」からの由来です。よって、この気の役割はとても重要です。
また、東洋医学では「気」の役割として下記の6つが挙げられます。
・身体を温める→冷え性の改善
・免疫力をつける→虚弱体質の改善
・血と水をコントロールする→冷え性・浮腫み・生理痛・頭痛の緩和
・血と水をつくる→冷え性・虚弱体質・精神安定・貧血の改善
・漏れを防ぐ→不正出血
・内臓を正常な位置に保つ→胃下垂・脱肛・子宮脱を防ぐ
以上のことから、血と水をつくり、巡りを左右するのも「気」次第という重要な役割を担っています。そして、「なつめ」は補気薬という生薬に分類されており、気を補充してくれる果物であり、更に血も補充してくれます。
さらに、なつめといえば脾(ひ)を健やかにしてくれる果物として「脾の果」という別の呼び方があるほどです。脾というのは西洋医学では使わない言葉ですが、お腹を指します。
食べたものが脾で栄養に変わり、全身に届けられるイメージです。しかもその脾から、なんと「気」が作られるのです。中国の古い医学書では、いかに「脾」を大切にすれば不調がおこらないかをまとめた本があるほどです。実際、生殖を司る臓は「腎(じん)」ですが、腎や他の臓器を守る為にも「脾」は重要な役割を持っています。なつめが脾の果といわれ、人々の健康に良いといわれる理由は、こういった由来からきていると思います。
妊活から出産まで「なつめが良い理由」のまとめ
なつめの栄養素、助産師さんのご意見、親からの口癖、東洋医学からの考え方など色々な角度からなつめを見てみました。なつめの歴史は、約3,000年ほどある事を考えると昔から人々は、なつめを生活の中に取り入れ、丈夫なカラダ作りに活かしていたんだと思います。歴史の流れの中で、日本ではなつめの良さを必要としている時代になっていると感じています。なつめいろでは、なつめを必要としている方々へ「安全」「安心」な「なつめ」を引き続き届けていけるよう取り組んでいきますので、これからもよろしくお願いします。