なつめレシピ 「菜の花と筍のサンラータンスープ」
菜の花と筍のサンラータン
「肝」の働きを助ける菜の花と、「酸味」の黒酢を使った温かいサンラータンのご紹介です。
菜の花は、炎症を抑える作用があり、おできやニキビなどの皮膚の腫れを改善します。
また、体内に滞った血の流れを促す作用があり、生理痛がひどい人、産後の肥立ちが悪い人に効果的です。
菜の花は温性の食材ですので、まだ肌寒い春にぴったりの食材です。
薬膳の考えでは、「肝」は気や血の流れなどをコントロールしていると考えられています。
春はストレスにより自律神経のバランスが崩れやすい時期。
気分が落ち込みやすい日は、香りのあるものを積極的に取ったり、体を動かしたりして気を巡らせることが大切です。気を巡らせることで「肝」の働きも高まります。
材料(2~3人分)
●ゆでた筍 50g程
●菜の花 5本
●春雨 30g
水600ml
鶏ガラスープの素 大さじ1
△なつめ醤油 大さじ2
△酒 大さじ1
△塩 ひとつまみ
△黒こしょう 少々
△黒酢 大さじ2
★片栗粉 大さじ1
★水 大さじ1
卵 1個
ラー油 適量
なつめ醤油のレシピはこちら⇒https://natsumeiro.jp/c/recipe/chips/240/
作り方
1. 筍を細切りにし、菜の花は食べやすい大きさにカットする。
2. 鍋に水を入れ、沸騰したら鶏ガラスープの素を加える。
3. ●を2に加えて春雨が柔らかくなるまで混ぜる。
4. △を全て加えて、味を調整する。
5. ★の片栗粉を水で溶かし、4に加えてとろみがついたら完成。
<食材の薬膳効能>
・たけのこ:性味/甘.寒 帰経/胃大腸
効能/清熱.化痰.通便.解毒.透疹(胸腹不快.咳.便秘.麻疹)
※注意:脾虚者(胃腸が弱い方)
・菜の花:性味/辛.温 帰経/肝肺脾
効能/解毒.消腫.活血.化瘀(炎症.おでき.吹き出物/産後の回復)
・春雨(緑豆参照):性味/甘.涼 帰経/心胃
効能/清熱.解毒.解暑.利水.解酒(暑気あたり.口渇.小便不利困難/血中脂質抑制)
※注意:慢性下痢、脾胃虚弱の人は多食注意
※代替:緑豆春雨
・卵(鶏卵参照):甘.平 帰経/肺脾胃心肝腎
効能/滋陰.潤燥.補血.安胎(貧血.口渇/体力回復.胎児安定)
☆レシピ・文章・撮影協力
薬膳コーディネーター 柳瀬 文恵
食材選びからテーブルコーディネートまでこだわりが詰まったお菓子教室を主宰しています。
ランチタイムには、身体に優しいおかずレシピも提供していますので、バランスの取れた食生活を取り入れ、心と身体ともに健康的な暮らしを目指しましょう。
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