
2023年の梅しごと 梅シロップ
梅を見ると「夏が来る」と心構えをしましょう!
昔は夏の飲み物といえば、梅と赤紫蘇ジュースは夏を乗り切る為の養生食として欠かせないものだったのだろうな思います。※最後に薬膳効能記載します。
「梅仕事」と言われるぐらい、冷房の無い時代には気合の入った季節の習慣だったのはないかと思います。季節が変わると自然の恵みである食材も変わり、その食材ならではの「食べ方」「飲み方」「使い方」があり、そこには必ず「理由」があったのだろう。そう思うと自然と共存し、その食物のパワーにあやかろうと思うようになりました。今ではあまり食卓への出番が減った季節ならではの食材、それこそ子供頃に食べた祖母の料理や母の料理を、数年かかってもいいので、少しづつ季節の流れを感じながら仕込み、調理し、食べてみたいなぁと思います。
今年は初めて赤紫蘇シロップと梅干を仕込みました。そして梅シロップもアレンジして楽しみましたよ。
下の画像は梅干し仕込み用の完熟梅と赤紫蘇、梅干し用はフレッシュです。プラムのような甘い香りに、齧り付きたくなる衝動を抑えるのに必死でした。
本日は梅シロップについて・・・
諸事情により、冷凍しないといけなくなった「梅」。
今回の梅シロップは冷凍梅を使ってみました。
まだ出来上がっていないので、味はなんともですが、とにかく早いです!翌日には底に溶け切っていない氷砂糖が溜まっている程度です。
冷凍する前に洗浄を行い、優しく水分をふき取り、ヘタ取りを行ってから冷凍しましょう。
冷凍梅で作るシロップのレシピは沢山紹介されているのですが、今回は梅1kgに対して氷砂糖1kgの割合で作りました。
ただ、4種類のうち3種類はいろんな物をブレンドしたので、実際は砂糖の割合は少ないはず。
失敗していたらごめんなさい。味見してまた来年頑張ります。
4種類はこちら↓
①梅+氷砂糖
②梅+レモン+氷砂糖
③梅+なつめ+氷砂糖
④梅+スパイスミックス+黒糖+氷砂糖
<梅の薬膳効能>
性味:渋酸/平
帰経:肝脾肺大腸
効能:生律 収斂 化痰 止咳 渋腸
感染性の大腸炎、暑気あたり、口渇、腹痛、嘔吐、関節痛、腰痛、坐骨神経痛、咳、のどの詰まり感、汗の出しすぎ、疲労、肩こり、便秘、食欲増進、消化促進、血行促進、老化防止
シロップが出来上がり、梅ジュースの画像を後日追加します!