「リラックス」することは免疫力を落とさない一つの手段
気持ちが凹むと身体も凹みます
今話題の「免疫力」。せっかく持っている「免疫力」を落とさないことも大切だと思いませんか。
免疫が正常に機能するためには、自律神経(交感神経と副交感神経)がバランスよく働いているかポイントです。
免疫力を落とさない生活習慣をチェック
□適度な運動をする
部屋の中でのラジオ体操・ヨガなど今ならYouTubeなどで参考になる動画が沢山ありますよ
□食事
バランスの良いメニュー 特に良質なタンパク質とビタミンとミネラルが免疫力には必要だと言われています
小学校の夏休みの宿題で、5色の食材を食べているかどうかのチェックシートを毎日つけていました
今思えばすごいシステムです。薬膳でも五味五色は大切なポイントです!
でも難しいとかまえる必要はなくて、黒=焼き海苔とかでOKです
□睡眠
個人的には睡眠が一番、疲労回復の近道なんですが、皆さんはいかがですか?
できれば毎日8時間寝たいです。
睡眠が足りていないとずっと疲れを引きずってしまい、身体がスッキリしないのです。
家事や育児でなかなか1人でぐっすり寝れる時間がないという方、隙をみつけて、または誰かの協力で是非!
□身体を温める食生活と環境
冷えは万病の元とよく言われてます。体温が37.5℃より低いと免疫力が弱いといわれています。
メカニズムからみると、体温が高いとリンパ球が増えて活性化し、免疫機能が高まるそうですよ。
①冷たい温度の飲み物と食事は出来る限り避けて、温かい温度のものを摂りいれる。
②身体を冷やす食材を避ける 食べる時は温度に気をつけてみましょう
例)小麦は冷やす食べ物に分類されます
例えば「うどん」 冷やしうどんではなく温かいお出しのメニューを。
③白湯を朝食の前に飲む
お客様からこれで改善したというお声を聞きます
④3つの首(頭に近い首・手首・足首)のどこかが肌寒いなと思ったら保温する。
・・・温かい手の平で触ってみてください。温かくて気持ちいいなと思ったら冷えてるかも
⑤お腹は常に保温
お腹は内も外も保温。お腹が冷えて上手く消化できないと、結果的には身体中に栄養を上手く運搬できなくなり、細胞の隅々まで元気にすることができなくなるので要注意です。※下痢・柔便の方は要注意
⑥薬膳の視点より
気・血・水が充分にあり、滞っていないこと。特に「気」は免疫力と冷えとの関係が大きいのです。
身近で手が入りやすい気を補う食材を一部をご紹介します。
「補気」の食材=米・芋類(さつまいも・じゃがいも・やまいも、長いも)・大豆・かぼちゃ・枝豆・とうもろこし・舞茸・アボガド・ぶどう・桃・穴子・いわし・えび・かつお・鮭・さば・たこ・たら・まぐろ・牛肉・鶏肉・豚肉・バター・甘酒など
実はなつめも補気薬に分類され、気と血を補う果物です
□リラックスする
常に緊張やストレスを強いられると交感神経のバランスが狂いますので、リラックスすることはけっこう大切。
◎深呼吸する習慣を持つ
◎緊張対象から気を逸らす手段を持つ
女性は特にアロマや香水など香りに癒されることも多いですよね。
そうです!癒しを求めれば、自然とリラックスに繋がるのかもしれませんね。
ゆっくり味わう、ホッとするひと時でもあるお茶を飲むという行為もリラックスできる瞬間なんです
◎薬膳の観点から
イライラや不安な気持ちを取り除くという考え方があります
春の時期は特にイライラしやすいので「肝」という臓に気をつけなければならないのです
「肝」を正常に働かすには以下の食材にも注意です
●気を巡らせる=「理気」が必要です
「理気」の食材
ひまわりの種・玉ねぎ・ピーマン・かぼす・きんかん・グレープフルーツ・すだち・ネーブル・みかん・柚子・ジャスミン茶 etc
●血をたっぷり貯めておくこと「補血」が必要です。
「補血」の食材
アーモンド・カシューナッツ・黒胡麻・しめじ・ぜんまい・にんじん・セロリ・なつめ・よもぎ・プルーン・あさり・穴子・あわび・いか・いわし・うなぎ・かつお・さば・さけ・しじみ・すずき・たこ・ひじき・レバー・鶏卵・オイスターソース・トマトケチャップ etc
いかがでしょうか。今のご自身の状況で欠けているものはありますか?
免疫力を上げるより、まずは下げないこと。下げてしまっているようなら戻すこと。
そして更にUPという少しずつ取り組んでいきましょう。